医療用バネ・スプリングのVA・VE事例

Ⅱ.医療用バネ・スプリングの品質向上事例

■ 円錐形の圧縮コイルバネの先端部設計変更による品質向上

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< 円錐形の圧縮コイルバネの先端部改良前 >

突き出した先端部によって、相手物に傷をつけてしまうトラブルや、作業中に誤って怪我をしてしまうといったトラブル発生要因のひとつでした。

円錐形の圧縮コイルバネ・圧縮スプリングで、電子機器用の電池接続部分に使用される場合、突き出た先端部分が電池の底面と接触することによって、底面から液漏れが発生するといったトラブルがありました。また、圧縮コイルバネ・圧縮スプリングのボディから先端部が外に突き出ているため、作業者が誤って怪我をしてしまうといったトラブルの発生要因でもありました。

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< 円錐形の圧縮コイルバネの先端部改良後 >

円錐形の圧縮コイルバネの先端部分を“のの字”に曲げ、ボディの中に入れる設計変更を行うことによって、相手物を傷つけることや、作業者が誤って怪我をしてしまうことを回避することが可能になりました。

円錐形の圧縮コイルバネの場合、従来はバネの先端部が外に突き出していました。この円錐型の圧縮コイルバネの先端を”のの字”に曲げ、ボディの中に入れることで、相手物に先端部が当たることがなくなり、相手物に傷をつけることがなくなりました。また、圧縮コイルバネの先端が外に出ていないので、取り扱い時に突き出た先端部によって怪我をしてしまうこともなく、安全性を増すことができます。

人々の生活を支える医療機器や半導体、電子機器は高い品質や安全性が求められます。機構部品である精密バネ・精密スプリングも同様に高品質で高い安全性が求められています。未然にトラブルを防止し、高品質で安全性の高いバネ・スプリングの製作には、設計段階から、品質向上に関する設計の工夫を検討することが重要になってきます。

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