医療用バネ・スプリングのVA・VE事例

Ⅱ.医療用バネ・スプリングの品質向上事例

■ フレックスコイルへの不等ピッチ導入による品質向上

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< 等ピッチの平角線のバネ・コイル >

従来、平角線を使用したバネ・コイルは等間隔のピッチのバネ・コイルしか加工が難しいとされていました。

従来、材料が平角線のバネ・コイルの場合は、バネ・コイルのピッチを等間隔にしか加工ができなかったため、フレキシブルに動く医療用などに使用する平角線のバネ・コイルの製造は難しいとされていました。フレキシブルに動かせるバネ・コイルの製造には丸線の使用など、材料の変更が必要でした。材料を変更することで耐荷重、弾性、巻数などの設計変更が必要となっていました。

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< 不等ピッチの平角線のバネ・コイル >

不等ピッチの平角線のバネ・コイルを使用することで、医療用のバネやコイルに求められるフレキシブルな動きができるようになりました。

内視鏡をはじめとした医療用のバネ・コイルにはフレキシブルな動きが求められます。しかし、平角線を使用したバネ・コイルの場合、従来はフレキシブルに動くバネ・コイルの製造が難しいとされていました。しかし、設備改良により不等ピッチのバネ・コイルを製造することができ、これによって医療用などに求められるフレキシブルな動きにも対応することができるようになりました。

医療用のバネ・コイルは複雑な動きが必要になるため、フレキシブルな動きができることが必要不可欠な要素のひとつです。材料が平角線の場合、従来は等ピッチのバネ・コイルしか製造ができませんでした。しかし、製造技術の向上によって不等ピッチの平角線の製造が可能になったため、医療用に求められる複雑な動きにも対応できるバネ・コイルを実現しました。

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