医療用バネ・スプリングはこれまで数多くの日本国内外のメーカー様に、特注バネ、微細バネ製作を通して選ばれ続けてきました。多くのお客様から医療用バネ・スプリングが選んでいただける7つの理由をご紹介いたします。
理由1 医療用バネに特化したバネ製作技術!
私たちは医療用バネ・スプリングに特化した技術を保有しており、極小の内視鏡や医療用鉗子、手術用治具など、「小さすぎて作れない」「サイズは何とかできても、機能面でクリアできない」「そんな材料でバネは作れない」など、通常のバネメーカーでは対応できないような課題であっても、私たちは実現し続けてきました。私たちを選んで頂いているユーザー様には、日本国内のみならず、世界でも高いシェアを持つメーカー様が多数いらっしゃいます。
そのようなユーザー様のお悩み事、課題を解決するための、バネ・スプリングのプロであり続けること、そのスタンスが私たちの原動力です。
東豊精工では、医療用のバネ・スプリングに専門特化した技術情報サイトである『医療用バネ・スプリング.COM』を運営しており、実際に行ったVA/VE提案や、医療用バネ・スプリングの設計に必要な基礎知識、バネ・スプリングの製作事例を発信しています。
理由2 線径20μmの微細バネ製作
東豊精工はこれまで不可能と思われていた微細バネ・スプリングを数多く実現してきました。
これまでのバネ製造技術ではできなかった微細バネ、そしてバネを用いた機構を実現すること。
それは既存の製造設備や加工理論、加工法をすべて見直すことを意味します。
その1つの例が、たとえば上の髪の毛よりも細い、微細バネです。私たちはこの微細バネを、製造機械から見直すことで実現しています。20ミクロンという微小線径の線材から、自社開発した専用の微細バネ製造機で製作を行っています。
理由3 バネ製造機メーカーならではのVA/VE提案
高度な医療用バネ・スプリングの製造を行うには、高精度の加工設備、加工環境を欠かすことができません。東豊精工では一般のバネ・スプリングメーカーが、専用メーカーの標準機を使うところを、自社でバネ製造機まで製作することで圧倒的な他との違いを生み出しています。
「バネを作るプロ」が「バネを作る機械を作る」ことで、バネ製造の熟練エンジニアの細かな感覚をバネ製造機にフィードバックし、高効率、かつ高精度な生産体制を実現しています。
世界に2つとない製造設備と、それを駆使するバネ製造のプロフェッショナルが居ることで、お客様の製品に対するVA・VEを追求することができているのです。
理由4 最短翌日から1週間の試作短納期に対応
私たちは、機械、設備メーカーのエンジニアの方々が何に重点をおいているのか熟知しています。より高い付加価値を実現するために日夜研究を重ねる一方で、設計時間の不足や、適切なサプライヤーの選定に悩んでいることも。
私たちはエンジニアの方のパートナー、バネ・スプリングについてなら何でも相談できるプロフェッショナルでありたいと考えています。それは技術的な相談だけに限りません。エンジニアの方の限られた貴重な時間へのサポートとして、私たちはバネ・スプリングの試作において、最短翌日から1週間での短納期試作に対応しています。
理由5 1個からの試作に対応
東豊精工が手掛けている特殊なバネ・スプリングは、その特異性から、数があまり多くないものも含まれます。100個、10個、あるいは1個だけ、といったご注文も決して珍しくありません。
そのため私たちの工場では、試作・少量生産専用のバネ製造機を用いた生産が可能な体制を整えています。
理由6 月産数百万個の生産対応
ユーザー様の製品が量産に移った際は、精密微細バネ1個が実現できるかどうか、というレベルとは全く異なったレベルでバネ・スプリング製品の安定供給が必要となります。
また、近年ではユーザー様のグローバル調達体制の構築から、海外工場への安定供給も強く求められていることがポイントとなります。
東豊精工では、国内工場での月間数百万の生産対応はもちろん、中国は上海、深圳にある工場での安定生産、安定供給を実現します。
また香港には営業所と在庫倉庫を構えているため、万一の際にもバネ・スプリングの安定供給を保持することが可能です。
理由7 重要保安部品の要求事項にも対応できる品質保証体制
ユーザー様の製品がよりハイプレシジョンになり、重要なものになるほど、部品品質の安定は必須要件となります。精密微細バネ・スプリング製造の本質は、高品質なバネ・スプリング製品の安定生産、安定供給が行えるか、維持し続ける体制、仕組みがあるか、という点であると考えています。
少量の良質な精密微細バネの製作だけではなく、大量生産の中で安定した品質を確保するためには、厳格な検査体制と製造現場との綿密な連携力が重要な要素となります。
東豊精工では、人命にも関わる自動車、医療機器、保安機器などに使用される重要保安部品の厳しい品質基準や要求事項にも対応できる品質保証体制を敷き、ユーザー様が追求される製品レベルに合わせて、適切な品質管理が行うことができるシステムを構築しているのです。