医療用バネ・スプリングのVA・VE事例

Ⅰ.医療用バネ・スプリングのコストダウン事例

■ バネ材の特性を生かしたはんだ付け工程省略

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< 圧縮コイルバネ・圧縮スプリングのはんだ付け >

圧縮コイルバネ・圧縮スプリングを電子機器に使用する場合には、一般的には基盤に直接はんだ付けするか、リード線を用意し、リード線をはんだ付けする必要がありました。

電気機器などに使用される圧縮コイルバネ・圧縮スプリングは基盤に直接はんだ付けされたり、圧縮コイルバネ・圧縮スプリングの端部にリード線をはんだ付けされる場合がほとんどです。リード線をはんだ付けするので、接続(導通)は確実ですが、リード線を別途用意し、はんだ付けを行う為、コストアップのひとつの要因となっていました。

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圧縮コイルバネ・圧縮スプリングの材料がもつバネ特性を利用し、真っ直ぐな部分をたわませた上で取り付けることによってはんだ付けが不要となりました。圧縮コイルバネ・圧縮スプリングの接触部に常に力がかかるようにしておくことで接続(導通)が可能となっています。この設計変更によってリード線の部品手配やはんだ付け作業を省略することできるため、コストダウンを実現することができます。

電気機器や電気装置に使用させる圧縮コイルバネ・圧縮スプリングは一般的にはんだ付けが必要とされています。しかし、上記のような設計変更を行うことによってはんだ付けの作業を省略することが可能になります。針金のように柔らかくなく、弾力性のあるバネ材の特性を生かすことによって、こういったコストダウンを実現することができます。

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